蜂の子の輸入品と国産品の違い

滋養強壮・肉体疲労回復。
美容と健康にアンチエイジング。
男性にも女性にも嬉しい効果が盛りだくさんの「蜂の子」ですが、輸入品と国産品がある事をご存知でしょうか?

「国産品の蜂の子を手に入れるのは至難の業」と言っても過言ではありません。
何故ならば、日本の山間部において、限られた期間でしか手に入れることが出来ないからです。

今回は、輸入蜂の子と国産蜂の子の違いについて、皆さんにご紹介させて頂きます。

国産蜂の子は高級品!

蜂の子の国産品とは、すなわち、国内で生け捕り出来る蜂の子です。
蜂の子は、長野県、栃木県など、日本の山間部で生け捕りされています。

薬品を使わず、巣からとり出さなければならないため、想像以上に大変な作業であることは間違いないのですが、国産蜂の子が高価な理由は「捕獲量」が制限されているからです。
そもそもですが、捕獲量が制限されているいないに関わらず、日本全国で蜂の子を安定的に捕獲できるわけではありません。
美味しいと言われる蜂の子は、「オオスズメバチ」「クロスズメバチ」など、攻撃される可能性が高い種が多く、危険も伴います。

日本の蜂の子のシーズンは、秋頃となっており、具体的には9月下旬から10月頃です。
シーズンに山間部に出向き、巣から蜂の子を捕獲できれば、生で食べることも可能です。
捕獲された蜂の子は、冷凍保存することで、長期的に食べることが出来ます。

このように、食べられる蜂の子を捕獲するのは簡単なことではないのです。
その代わり、苦労した労力に似合うだけの豊富な栄養素と美味しさを味わうことが出来ます。
蛹の状態を焼いて食べると、見た目に反してとてもクリーミーな味わいです。
幼虫は甘露煮等に調理される事が多いのですが、独特の味と香りが癖になります。

輸入物は、粉末などに加工されたものが多く、蜂の子本来の味と香りを楽しめるのは、やはり国産の蜂の子です。
また、国産と違い、輸入物は「ミツバチ」の働き蜂であるのも特徴です。

粉末加工された輸入蜂の子

多くは、中国や台湾から輸入される蜂の子。
「蜂の子」ですが、そのままの状態で輸入されるわけではありません。
衛生管理上、生の蜂の子は輸入されておらず、粉末加工されたものが流通しています。

一般に流通しているサプリメントの中身は、この輸入蜂の子(粉末)を利用している場合が多いと言われています。
その理由は価格です。
大量に安価に入手できる蜂の子の粉末にも、豊富な栄養素が含まれており、そこから様々なサプリメントが開発されています。

手頃な価格で入手できる輸入品は、とても魅力的ではありますが、その反面として、残留農薬や生産管理工程の心配は払拭できません。

信頼できる国内メーカーであれば、安心することも出来そうですが、安すぎる蜂の子サプリメントなどは、素となる蜂の子粉末の出処も不明な場合が多く、注意が必要です。

国産の高級品として珍重されている蜂の子は、「クロスズメバチ」や「クロスズメバチ」が多く、最高級品になると「女王蜂の子」という物もあるのですが、輸入品の多くははミツバチの「働き蜂の子」です。
そんな輸入物の蜂の子は、国産物ほど栄養価も高くありません。
(効果がないわけではありません。

安価に継続できる輸入物、ココ一番の国産物

安価に入手できる輸入物の蜂の子は、手軽に蜂の子の恩恵を受けられるため、「庶民のミカタ」というイメージです。
高級品として出回っている国産蜂の子は、ここぞという時の「期待の一撃」というイメージでしょうか。

毎日続ける事が大切ですので、サプリメントなどで蜂の子を続けつつ、シーズンには山間部に足を向けて、生の蜂の子を楽しむ。
そんな続け方も良いのではないでしょうか。