蜂の子の秘密!アミノ酸のパワー

蜂の子が、戦時中の日本で、貴重なタンパク源として食べられていた事を知っているでしょうか? 蜂の子だけではなく、イナゴやザザムシ等も、貴重な食料として活躍していました。
このように聞くと、「どうにもならない時の非常食」というイメージがつきそうですが、実際はそうではありません。

戦時中でなくても、蜂の子やイナゴ等の虫は、栄養価の高い食材として食べられていた食材なのです。
昔の人々は、それらが健康に良いことを知っていたわけですね。

他の虫に比べて、蜂の子の味が良かったからだと思われますが、山間部の地域には、様々な調理方法が伝えられています。
栄養価が高く、滋養強壮や肉体疲労回復に効果があると言われる蜂の子。
今回は、そんな蜂の子のパワーについて、皆さんにご紹介させて頂きます。

パワーの秘密はアミノ酸

非常に栄養価が高いと言われる蜂の子ですが、具体的にはどのような成分が含まれているのでしょうか? その成分には、どんな効果・効能があるのでしょうか? この記事で紹介する、蜂の子のパワーの秘密、それは「アミノ酸」です。

アミノ酸は、人間の体を作る「部品」であり、体の調子を整えてくれる「調整剤」でもあります。
具体的には、

  • ロイシン、イソロイシンによる筋力増強効果
  • リジンによる脂肪燃焼促進効果
  • チロシン、アルギニンによる集中力上昇効果
  • トリプトファンによるリラックス効果

などなど、体力増強から精神安定まで、幅広く効果を発揮してくれます。
蜂の子には、人間活動に必要なアミノ酸の、ほぼすべてが含まれており、蜂の子だけでバランスよくアミノ酸を摂取できる特徴を持っています。

そのアミノ酸は、人間の体内で合成され、「タンパク質」として活用されます。
タンパク質は、内蔵、筋肉、骨、皮、髪の毛...etc 人間の体のありとあらゆるものを形作る重要な「部品」です。
豊富なアミノ酸を含む蜂の子は、まさに、「身体を作るための栄養の塊」と言っても過言ではありません。

必須アミノ酸と非必須アミノ酸

大切なアミノ酸を毎日補充し、体内のタンパク質を補いたいのですが、そう都合良くは行きません。
食生活の偏りなどで、どうしてもアミノ酸が不足したり、20種類のバランスを損なう場合があります。

そんな時、人間の体内では不思議なことが起こっています。
実は、人間の体は、アミノ酸が不足するとせっせと体内でアミノ酸を合成し始めるのです。

具体的に説明しましょう。
食べ物を消化して胃腸から吸収するとき、吸収されるのはアミノ酸だけではなく、アミノ酸よりも更に細かい粒子に分解された物も吸収されています。
その細かな粒子は、体内でつなぎ合わせるとアミノ酸として活用することができるのです。
このように、人間の体は不足したアミノ酸を生成することができるチカラを持っています。

しかし、残念ながら、必要な全てのアミノ酸を、体内で生成できるわけではありません。
タンパク質を構成するアミノ酸は、全部で20種類あるのですが、そのうち、人間の体内で生成できるのは11種類だけなのです。
残りの9種類は、体内で生成できないため、食事などで、なんとかして体内に取り込まなければなりません。

体内で生成できる11種類を「非必須アミノ酸」と呼び、生成できない9種類を「必須アミノ酸」と呼んでいます。

必須アミノ酸を沢山含む蜂の子!

蜂の子には、必須アミノ酸の全てが含まれています。
必須アミノ酸を摂取するために、複数の食材を手に入れる必要はありません。
蜂の子を食べれば、必須アミノ酸の全てを補うことが出来るのです。
もちろん、それは、蜂の子サプリメントも同様です。

とても大切な必須アミノ酸

食事からしか摂取できない「必須アミノ酸」。
その大切なアミノ酸を豊富に含む蜂の子は、まさに自然の恵みです。
昔から珍重されてきた食材には、やはり、それなりの理由があったわけですね。
蜂の子を毎日食べるのは現実的ではありませんが、サプリメントなら無理なく摂取できます。
毎日続けることでアミノ酸を補給し、いつまでも健康な身体を手に入れていきましょう。