蜂の子で下痢も便秘も改善!蜂の子のセロトニン効果

健康食品として愛されている蜂の子。
蜂の子とは、主に蜂の幼虫や蛹の事を言います。
古来から健康食品として調理されてきた歴史があり、近年では昆虫食が苦手な人にもその恩恵を与えてくれるサプリメントが人気を得ています。

美容と健康に効果があると期待されている蜂の子ですが、胃腸の調子を整える効果があることをご存知でしょうか?
蜂の子には、胃腸の調子を整えてくれる成分が含まれており、腸を刺激し「便秘」にも「下痢」にも効果を発揮してくれると言われているのです。

今回は、そんな蜂の子の整腸作用について、皆さんにご紹介させて頂きます。

秘密の正体はセロトニン!

蜂の子が胃腸の働きを整えてくれると言われる根拠は、セロトニンと呼ばれる物質にあります。
このセロトニンは、別名「5-水酸化トリプタミン」と呼ばれ、アミン系に属する化合物です。
私達の身体の中には、このセロトニンが約10mgほど存在しており、様々な働きをしてくれています。

10mgのうち、90%程度が消化器官に存在しています。
8%程が血液中の血小板内にあり、残りの2%程が脳の中に存在しています。

セロトニンは、「平滑筋」と呼ばれる筋肉の動きをを助けてくれる成分として知られています。
平滑筋とは、手足や瞼と違い、私達が意識して動かすことが出来ない筋肉の事です。
心臓など、特に意識しなくても常に動いている筋肉と言えば伝わりやすいでしょうか。

セロトニンは主に、血管や気管支、消化器官などで平滑筋の動きを助けてくれています。
消化器官のセロトニンは、腸の働きを促進する役割を担っているのです。

セロトニンの調整効果

セロトニンが消化器官内において、平滑筋を助けてくれる成分であると説明しましたが、具体的にはどういうことなのでしょうか?
もう少し詳しく掘り下げてみましょう。

平滑筋は人間が意識しないレベルで収縮している筋肉ですが、収縮するためには何かしらのきっかけが必要になります。
そのきっかけとは「セロトニンへの刺激」です。
下痢はその刺激に対して過敏に反応した結果であり、逆に便秘はその刺激に対して鈍感になっているからと考えられています。

つまり、セロトニンに刺激を与えれば便秘解消の効果を促すことができ、逆にセロトニンへの刺激を抑止できれば、下痢を解消する効果を発揮できるのです。
あまり知られてはいませんが、この考え方による方法は、すでに多くの医薬品に利用されています。
モサプリドという胃腸薬が有名で、腸内にあるセロトニンを刺激する事で、腸管の蠕動運動を促進させてくれます。

ストレスが原因の下痢や腹痛を症状とする「過敏性腸症候群」の治療の場合、逆にセロトニンの刺激をブロックする作用を利用します。
便秘解消にはモサプリドですが、下痢や腹痛の場合はラモセトロンと呼ばれる薬が処方されます。
ラモセトロンは、当初、男性にしか効果がないと言われていましたが、近年の研究により、女性にも効果があることが認められています。

蜂の子食べて、セロトニンを増加!

ここまで、セロトニンへの刺激による整腸作用について説明させて頂きましたが、一番大切なことをお伝えしていません。
それは、刺激を与えるセロトニンの量です。
刺激を与えるにしても、刺激をブロックするにしても、それを受け取るセロトニンが少なければ効果は薄くなってしまいます。

そこで、蜂の子です。
蜂の子には「セロトニン」が含まれているため、蜂の子を食べることで腸内のセロトニン量を増加させることが出来ます。
セロトニンの量が増えれば、刺激による整腸作用も大きくなります。
蜂の子を食べることで、腸の運動機能を上昇させるだけでなく、便秘や下痢になったとしても、薬の効き目が良くなるのです。

蜂の子で快調な腸内環境を

いかがでしたでしょうか。
蜂の子に含まれるセロトニンが、腸の働きに密接に関係している事をご理解いただけたかと思います。
毎日蜂の子を食べ続けることは難しいですが、サプリメントなら毎日続けることも苦になりません。
蜂の子で快適なお通じを手に入れましょう!