元気な身体を作る!蜂の子のアミノ酸
豊富な栄養素を含んでいる蜂の子は、健康食品として親しまれ、薬膳郷土料理としても今に伝えられています。
蜂の子は「天然のサプリメント」と表現しても差し支えない程、昔から珍重されており、食糧難だった戦時中は、貴重なタンパク源として食べられていました。
日本だけではありません。
世界中で、蜂の子が貴重な栄養食品であると認識され、活用されています。
このように、世界中で健康に良いと信じられている蜂の子ですが、近年の研究によってその根拠が次々と明らかになっています。
そのうちの一つが、私達の身体を形作っている「アミノ酸」です。
蜂の子には豊富なアミノ酸が含まれており、滋養強壮・肉体疲労回復などの健康効果が期待される根拠になっています。
今回は、蜂の子のアミノ酸に注目し、その効果・効能について皆さんにご紹介させて頂きます。
人の体を構成する「アミノ酸」
人の体は、60%が水分、15%程が脂肪分、糖質等が5%程、残りの20%がタンパク質で出来ています。
60%の水分を除くと、「脂肪分」「糖質」「タンパク質」が残るわけですが、その3つのうちの50%がタンパク質です。
タンパク質は、内臓や髪の毛、筋肉や皮膚など、人間の体を構成する重要な物質。
そのタンパク質を細かく見ると、アミノ酸の集合体になっています。
つまり、アミノ酸が沢山集まるとタンパク質となり、タンパク質が沢山集まって、内臓や筋肉などになっています。
これは、私達人間だけの仕組みではなく、地球上の動物・昆虫・魚類などなど、タンパク質で構成される全ての生き物に共通する理(ことわり)です。
体の部位によって、タンパク質の特性は異なり、およそ10万種類あると言われています。
しかし、アミノ酸の種類は・・・なんとたった20種類しかありません。
20種類の組み合わせによって、10万種類ものタンパク質が構成されているのです。
タンパク質の役割とはなんでしょう?
アミノ酸によって形作られるタンパク質ですが、単純に体の一部が作られているだけではありません。
タンパク質は、その構成結果によって多種多様な働きを行います。
心臓、肺、筋肉、皮膚、ホルモン・・・それら全ては、全く異なる働きを行います。
そして、それらは等しく、人間の生命活動に無くてはならない重要なものなのです。
たった20種類のアミノ酸から生み出されるタンパク質は、生命の根源と言っても過言ではない働きを見せてくれています。
私達はタンパク質(アミノ酸)を食べて補っています
私達の食卓には、多くのタンパク質が並んでいます。
私達は、鶏肉や牛肉など、他の動物のタンパク質を食べていますね。
それらは、胃腸の働きによってアミノ酸に分解され、体内に吸収されます。
つまり、タンパク質がそのまま吸収されているわけではありません。
一旦、全てアミノ酸に分解されているのです。
鶏肉を食べたからと言って、鶏の筋肉が体内に形成されるわけではありません。
極端な話ですが、鶏を食べたからと言って鶏になるわけではありませんね。
アミノ酸に分解されたタンパク質は、私達の身体の中で再びタンパク質として再構築され、私達の血肉となっています。
私達は、多くの動植物のタンパク質を摂取することで、命をつないでいるのです。
蜂の子の良質なアミノ酸
ここまで、アミノ酸が私達にとってとても重要な栄養素であることをお伝えさせていただきました。
実はは、蜂の子には、20種類のアミノ酸のうち、18種類のアミノ酸が含まれています。
20種類のうちの18種類です。
蜂の子には、ほとんどのアミノ酸が含まれていることになります。
健康的な郷土料理として今に伝わってきた理由がわかるような気がしますね。
蜂の子で健康的な体作りを!
いかがでしたでしょうか、アミノ酸は身体を作る重要な栄養素であることを、ご理解頂けたかと思います。
20種類のアミノ酸のうち、18種類が含まれていることに驚きを隠せません。
このような事実から、蜂の子は「滋養強壮」や「肉体疲労」など、身体を回復させる効果が期待されているのです。
その理由はもうおわかりですね?
蜂の子のアミノ酸が、疲労した筋肉や内臓を補うタンパク質として、体内で再構築されると考えられるからです。
毎日の蜂の子で、元気ハツラツとした生活を始めましょう!